世界遺産を勉強しよう #1
こんにちは。
突然ですが僕は旅行が好きで、大学時代は毎年ヨーロッパに弾丸旅行していました。
しかし昨今はコロナの影響もあり、海外旅行はおろか国内旅行も憚られます。
旅行に行きたい!でも行けない!うわ~ん!ばぶ~!!
すみません、フラストレーションがたまってしまい、思わず適応機制のうち「退行」を選んでしまいました。
こんな僕でも社会人なわけですから、適応機制の方法も考えなければいけません。
今回は「昇華」によって、旅行に行けないフラストレーションを世界遺産検定の勉強に向けていきたいと思います。
今年中に世界遺産検定3級に合格することが目標です。
では、行くぞ!
世界遺産検定って?
そもそも世界遺産検定って唐突にでてきたけどなんなん?と思われたり思われなかったりするので、簡単にご説明します。
世界遺産検定は、人類共通の財産・宝物である世界遺産を通して、国際的な教養を身に付け、持続可能な社会の発展に寄与する人材の育成を目指した検定です。
2006年に始まって以来、30万人超が受検し19万人以上が認定されています。2014年からは文部科学省の後援事業となりました。検定は年に4回開催しており、小学生から90代まで幅広い年代の方々が挑戦しています。
だそうです。
最近流行しているSDGsも絡んできてますよこれ!やるっきゃないっしょ!
勉強の準備をしよう
世界遺産検定とはなにかを理解できたところで、次は僕が目標としている3級のレベルを把握しておきます。
我武者羅に勉強するのもそれはそれでアリですが、時間の無い社会人ですからなるべく効率的なルートを歩まなければなりません。
嬉しいことに世界遺産検定のHPには各級の概要と例題が掲載されていますので、これを参考にレベルをみてみましょう。
日本の全遺産と、主要な世界の遺産100件が範囲となります。「世界遺産の基礎知識」は、世界遺産を学習する際の基本ですので、ここから学習を始めてください。また日本の遺産は全遺産が出題されます。遺産の位置なども覚えておきましょう。世界遺産委員会の開催国や、審議された日本の遺産も重要です。
また、問題の比率も掲載されていました。
基礎知識 |
日本の遺産 |
世界の自然遺産 |
世界の文化遺産 |
その他 |
25% | 30% | 10% | 30% | 5% |
確実に抑えておきたいのは
①基礎知識
②日本の遺産
③世界の文化遺産
になりそうです。
ここは全問正解をマストにしていきたいですね。
では次に例題を解いてみたいと思います。
●次の文章を読んで、以下の問い合わせに答えなさい。
世界遺産は(a)ユネスコで採択された世界遺産条約に基づき、「世界遺産リスト」に記載されている「人類共通の宝物」である。1960年、エジプトの「ヌビアの遺跡群」に含まれる( )がダム湖に沈む危機にあり、その救済キャンペーンがきっかけとなって世界遺産条約は誕生した
「(a)ユネスコ」の正式名称として、正しいものはどれか。
1. 国際連合児童保護基金
2. 国際連合教育科学文化機関
3. 世界保健機関
4. 国際開発協会
文中の空欄にあてはまる世界遺産の名称として、正しいものはどれか。
ユネスコの正式名称は、2.国際連合教育科学文化機関ですね。
正直僕も正式名称はわからないんですが、本質的にはUNESCOがなんの略かという問題ですので、それっぽいやつを選びます。
文中の空欄にあてはまる世界遺産の名称は、4.アブシンベル神殿ですね。
1.はそもそも人物名なので外れて、2.と3.は怪しいですが場所がカイロなのでダム湖に沈むことはなさそうですね。
●次の文章を読んで、以下の問い合わせに答えなさい。
イタリアの「ローマの歴史地区」は、(a)「ローマ時代を代表する」世界遺産である。写真の建物ではローマ市民への娯楽として、剣闘士同士の戦いや、剣闘士と猛獣の格闘など、残酷な見世物が行われていた。
この写真の建物の名称として、正しいものはどれか。
1. コロッセウム
2. パンテオン
3. フォロ・ロマーノ
4. コンステンティヌスの凱旋門
(a)「ローマ時代を代表する」について、ローマの歴史地区と同じく、日本のある時代を代表し、唐の影響を受けた国際色豊かな天平文化が花開いた都市にある遺産として、正しいものはどれか。1. 古都奈良の文化財
2. 日光の社寺
3. 琉球王国のグスク及び関連遺産群
4. 古都京都の文化財
「ローマの歴史地区」のあるイタリアの首都ローマの中には、国全体が世界遺産にもなっている別の国が存在する。下図の国旗を持ちローマ教皇の住むその国の名称として、正しいものはどれか。1. ギリシャ共和国
2. ルクセンブルク大公国
3. ヴァティカン市国
4. イスラエル国
写真の建造物は1.コロッセウムですね。僕が旅行に行ったときは詐欺師のマジシャンに絡まれてマジダルでした。
引っかけの選択肢としては2.パンテオンでしょうか。とはいえさすがにこの写真をみればコロッセウム以外ないのではないでしょうか。ウェスパシアヌスさんあざっす!
天平文化が花開いた都市にある遺産は1.古都奈良の文化財ですね。4.古都京都の文化財があまりにもいやらしい選択肢です。これは天平文化=奈良時代というつながりがあるかどうかに懸かっていると思います。
そして画像の国旗は3.ヴァティカン市国。めっちゃ発音良いやん。
国旗を知っていれば即答、知らなくても「ローマ教皇の住む」といった特徴から答えを導けそうですね。
レベル感はどうだったのか
あくまで例題を解いてみただけですが、ある程度の世界史と日本史のリソースがあればごり押しはできそうです。
とはいえ先ほども述べたように、時間が無いなかで効率的なルートを歩まなければ。
そこで今回は『きほんを学ぶ世界遺産100』を使って、現在持っているリソースを固めつつ、世界遺産の基礎知識や自然遺産の知識を補完していきたいと思います。
世界遺産検定さんあざっす!
次回以降は『きほんを学ぶ世界遺産100』をまとめながら勉強していきます。
目指せ一発合格!